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岡本流・過去問演習 第2回
—— 終末期の判断と、夜間の「苦しい」にどう向き合うか。
Q1
夜間に「息が苦しい」と連絡があったとき。
末期がんで余命が短い利用者。訪問診療医と「自宅(寮)で最期まで看取る」と合意している。
夜間に本人から「ちょっと息が苦しくて…どうしたらいいですか」と連絡が入った。介護職として最も適切な初期対応はどれか。
夜間に本人から「ちょっと息が苦しくて…どうしたらいいですか」と連絡が入った。介護職として最も適切な初期対応はどれか。
- すぐに訪問診療医へ緊急往診を依頼する。
- 本人に深呼吸を促し、朝まで様子を見るように伝える。
- 搬送しない方針でも、念のため救急要請を行う。
- 本人のそばへ向かい、体位調整と観察を行いながら医師へ状況を報告する。
- 苦しがっている様子を家族に電話して伝え、判断を任せる。
【岡本の答え】 4
終末期の「苦しい」は、数値だけでなく表情・呼吸・姿勢など、全体で読む必要があります。
「搬送しない」「ここで最期までいく」と決めているからこそ、まずは本人のそばへ行き、姿勢調整・環境調整をしながら、実際の様子を観察して医師へ伝えることが重要です。
電話口だけで「様子を見ましょう」と済ませると、本人の不安は強くなり、見逃しも増えます。
岡本流では、「そばに行く」「観察する」「医師とつなぐ」の3点セットで夜間対応を考えます。
「搬送しない」「ここで最期までいく」と決めているからこそ、まずは本人のそばへ行き、姿勢調整・環境調整をしながら、実際の様子を観察して医師へ伝えることが重要です。
電話口だけで「様子を見ましょう」と済ませると、本人の不安は強くなり、見逃しも増えます。
岡本流では、「そばに行く」「観察する」「医師とつなぐ」の3点セットで夜間対応を考えます。
Q2
「やっぱり病院のほうが安心かも」と揺れる気持ち。
訪問診療医と本人・家族で「自宅で看取りを行う」と合意している利用者がいる。
ある日、本人が「やっぱり病院のほうが安心かもしれない」と弱音を吐いた。介護職が最初に行う対応として最も適切なのはどれか。
ある日、本人が「やっぱり病院のほうが安心かもしれない」と弱音を吐いた。介護職が最初に行う対応として最も適切なのはどれか。
- 以前決めた方針どおり、自宅で看取りを続けると告げる。
- 「病院は無理です」と理由を説明して、方針を守るよう説得する。
- 本人の気持ちを丁寧に聴き、不安の背景を理解しながら医師へ共有する。
- 家族に状況を伝え、本人の代わりに今後の方針を再決定してもらう。
- 不安を抑えるため、終末期の薬の増量を優先して依頼する。
【岡本の答え】 3
終末期における「やっぱり病院のほうが安心かもしれない」は、方針を変えたいという意思というより、「不安のゆれ」の表現であることが多いです。
ここで「決めたでしょ」と押し返したり、「無理です」と否定したりすると、本人は本音を言えなくなります。
まずは、揺れている気持ちを丁寧に聴き、その背景(痛み・不安・孤独・家族への遠慮など)を理解したうえで、医師に共有することが大切です。
岡本流では、「決めた方針を守らせる介護」ではなく、「揺れる気持ちごと支える介護」を終末期ケアの基本と考えます。
ここで「決めたでしょ」と押し返したり、「無理です」と否定したりすると、本人は本音を言えなくなります。
まずは、揺れている気持ちを丁寧に聴き、その背景(痛み・不安・孤独・家族への遠慮など)を理解したうえで、医師に共有することが大切です。
岡本流では、「決めた方針を守らせる介護」ではなく、「揺れる気持ちごと支える介護」を終末期ケアの基本と考えます。
終末期の現場では、「正解の番号」を当てるだけでは立ち行かない場面が多くあります。
本人の言葉の裏側にある不安や揺れをどう受け止めるか。
数字では測れない「そばにいる力」を、現場と試験の両方から鍛えていきましょう。
本人の言葉の裏側にある不安や揺れをどう受け止めるか。
数字では測れない「そばにいる力」を、現場と試験の両方から鍛えていきましょう。
WEB ART STORIES|岡本流・過去問演習 Vol.2

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