岡本流・過去問演習 第3回|認知症ケアの“正しい声かけ”を見抜く3問

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岡本流・過去問演習 第3回|認知症ケアの“正しい声かけ”を見抜く3問

【Q1】同じ質問を何度も繰り返す利用者への対応

夕方。不安が強くなる時間帯。
「今日はご飯あるん?」同じ質問が何度も繰り返される。

最も適切な対応はどれか。
①「さっき言いましたよ。」
②「心配なんですね。大丈夫ですよ、ここに一緒にいます。」
③「後で説明するから、今は静かにしててね。」
【岡本の答え:②】

認知症ケアの核心は「情報」より「安心」を届けること。
同じ質問を繰り返すのは「忘れた」ではなく、“不安がまだ残っている”サイン。
何度説明しても不安は消えない。寄り添う焦点は「安心の総量」を増やすこと。

【Q2】帰宅願望が強く、玄関へ向かう利用者

夕方になると玄関へ行き、「帰らなあかん。」と言う。

最も適切な対応はどれか。
①「帰れません。座ってください。」
②「今日はここで大丈夫ですよ。一緒にお茶でも飲みませんか?」
③「わかりました。送りますよ。」(事実ではない)
【岡本の答え:②】

帰宅願望の裏側には、「役割・使命感を取り戻したい気持ち」が隠れている。
否定は不安を増やし、嘘の肯定は信頼を壊す。
岡本流では「あなたは大事な人だ」というメッセージを、自然な誘導と共に届ける。
目的(帰宅)ではなく、感情(不安)をケアする。

【Q3】怒りっぽくなった利用者への対応

いつも穏やかな方が、最近怒りっぽくなっている。

最も適切な対応はどれか。
①「怒らないでください。」
②「どうされました?気持ちを教えてください。」
③「では距離を置きますね。」(関係を閉じる)
【岡本の答え:②】

怒りは「困りごとのサイン」であって、感情そのものが問題ではない。
見るべきは、何に困っているか・何を不快に感じているか。
関係を閉じるのではなく、「今起きていることを一緒に見る」姿勢が必要になる。

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